ケータイ小説 野いちご

【完】溺れるほど、愛しくて。

過去




《慶side》



リビングに移動して俺は椅子に座り、萩花はソファに腰を下ろした。


正直いつかはこの話を萩花にする日が来るとは思っていたけどまさかこんな形になってしまうとは思ってもなかった。


アイツが言っていたのはこういうことだったのか。


今日、家に帰る前にアイツ…忍に出会った。


無視して横を通り過ぎようとしたけどアイツはそれを許してはくれず、引き止められた。



『あの女、お前に本気だぞ』



萩花のことを初めてみたときから
忍もうすうす気づいてたんだろう。


萩花が舞花の妹だということを。

俺だって、萩花を助けたあの日にすぐに気がついたし。


姉妹だって分かってたから…だから突き放したのに…関わんねーようにしてたのに…




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