ケータイ小説 野いちご

悪夢

記憶



記憶



いつも曖昧
復習しろと言う声が聞こえる
毎日 毎日 耳に届く音
すぐに忘れてしまうから
忘れないようにって

何度 見直してみても
何度 解きなおしてみても
取りこぼしてしまう記憶があるって
先生が言ったの

それなら どうして復習なんて

きっとみんなすぐに忘れてしまうのに
どうして 今 隣にいる誰かに
必死になって縋ってるの

どんなにそばにいたって
どんなに話をしたって
その子はきっと
あなたを忘れてしまうよ

どんなに どんなに
思い出そうとしても
取りこぼしてしまう記憶
それはあなたかもしれないのに




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