何をすれば良いのか、どうすれば良いのか分からずに、祐樹を大切だと思いながらも、思うだけで毎日が過ぎていった。


 ………そして、私たちは2年になった。


 萌ちゃんと一緒に、玄関に貼り出されてるクラス表をドキドキしながら見る。



「私は5組………」



 萌ちゃんにそう言うと、『うそー! 私もだよ! やったー! 朱里と一緒!!!』と、嬉しそうに抱きついてきた。



 よかった………! 萌ちゃんが一緒でホッとし、息を吐く。



 ………祐樹と鶴橋くんは何組なんだろう。



 申し訳ないけど、鶴橋くんとは一緒になりたくない。ずっと見張られてるとか、耐えられない………