いつもの帰り道

駅に向かう途中
大好きな後ろ姿を見つけた


「やほ!今帰り?」


わたしの方を向き、一瞬ちょっと驚いた後、すぐに険しい顔をした彼は茶道部の後輩、染井くん


「そうですけど」


「偶然だね!
一緒に帰ろ」




「....嫌です。




僕、用事あるんで」


そう言うと彼はスタスタと歩いて帰ってしまった