ケータイ小説 野いちご

Designer Baby

#3

ーside愛ー



私は、機械の音で目を覚ました。




腕には点滴がされていた。



それから…




私は、昨夜よりも色んな機械に繋がれていて個室じゃなく別室にいた。





何が何だか分からなくて、怖くて私はナースコールを押していた。






「愛ちゃん!?」





私は、看護師の問いかけに何て答えていいか分からなかった。





「城山先生連れて、すぐに向かうね。」






それからすぐに、城山先生と看護師が来た。






「よかった、目が覚めたようだね。

ちょっと、診察だけさせてね。」






そう言って、先生は聴診器をあてた。






「落ち着いているね。


愛ちゃん…。



昨日の夜中のことは覚えてるかな?」






夜中?




全く、覚えていなくて私は首を横に降った。





「そうか。


病気の診断がついたんだ。」






「はい。」





私は、聞く覚悟はもうとっくにできていた。







「愛ちゃんの病気は、心筋梗塞だった。」






心筋梗塞





初めて聞く単語に、ピンと来なくてその後先生が説明したけど、何となくしか分からなかった。







ただ、1つだけ言えるのは、私はこのままでは死ぬということだった。







あまりにも深刻で、いきなりで私は頭が真っ白になった。






「愛ちゃん、この病気はちゃんと治療すれば回復することもある。


だから、諦めないで頑張ってみないか?」






何をどう頑張るの?




私は、発作が起きたら死ぬことが確定されている。






それなら、もういいんじゃないの?





何も頑張らなくても。





生きなくても。





楽になれるのなら、それはそれでいいのかもしれない。






先生の話を、他人事のように聞いていた。






本当に自分に起きていること?






なんだろう。





この、心のモヤモヤは何なの?






これが、病気の症状なの?

< 16/ 23 >