「圭人は普通に喋ってくれるんだね」 「お前も喋ってみると思ったより喋りやすい」 「お前じゃなくて香澄ですけど」 「はいはい香澄。そいやベッド使わなくていいのか?」 「圭人と喋ってるうちに吹っ飛んだ」 そうか、と自分の仕事に戻る圭人だった。 初めて友達になってみたいと思った。 前髪メガネの私と普通に接してくれて嬉しかった。 そしてどこか八雲先輩と同じ面影をもつ圭人に安心していたのかもしれない。