『学園に必要な物はこれだけかな』




私は、今明日の登校に向けて準備をしていた。




『あ、杖、忘れる所だった！』



どうやら明日私の寮を決めるための戦いがあるらしい！




さすが世界一の学園！！




あ、言ってなかったけ？マジックディーン学園は、何もかも世界一の学園！！




実力も勉学も魔力も！！ぜーんぶ！世界一！！だからほとんどの人はマジックディーン学園を目指している。





でも、理由は世界一だからだけではない、もう一つの理由はこの制服！！！




シンプルだけどゴージャスなこのおしゃれな制服を着たい生徒が沢山いる。





よし！準備完了！！みんなに挨拶して、学園へ行こう！






私は、地下にある訓練場へ向かった。



『あ、怜様！』




1人がそう言うとみんなが一斉にこっちを見た。




『『『『『お疲れ様です！！』』』』』




おぉー息ぴったり！！




どうやら今訓練しているのは第一小隊の人達の様で、第一小隊は、5人しかいないから訓練場に声がとても響いた。




『あれ？怜。どうしたの？』





凛と聞こえる綺麗な声。この声は！





『瑠花！』




私は、瑠花の元へ走って行った。




瑠花は、この組織の中では強い方だけど、研究熱心なため研究員としてこの組織にいる。




『今日は、学園に行くからみんなに挨拶しに来たの！』





私は、笑顔で言うと




『怜様！何て美しい笑顔・・・好きだー！』



『あ、おいこら！それ俺が言おうと思ったんだ！』




『は？俺だし！』


急に隊員達は口々に言い出した。



『私もみんなのこと大好きー！だって家族同然だもん！』




と私は、言うと



『ホント怜って鈍感ね〜』




と瑠花が苦笑いしながら言っていた。




『玲様、そろそろ時間ではないですか？』




隊長の一言を聞いて時計を見るとそろそろ約束の時間になろうとしていた。



『そろそろ遅刻しちゃう！！それじゃあみんな行ってくる！ ’マジックディーン学園へ！ワープ'』



そう言って私は、旅立った。