『どうぞ、お掛けになってください』




私の目の前には今、マジックディーン学園の学園長がいる。



理由は簡単私達ルミナスに依頼があるからだろう。




『それで？今回の依頼は何ですか？』




私は、学園長に聞いた。学園長が来るってことは多分学園の事だと思うけどね。




『実は最近学園内に魔物が出るようになったのです。

しかも私達職員が手を付けられないほど強い魔物が。

そこで、原因を探ってついでに魔物を討伐して欲しいんです！』



学園長はニッコリとした笑顔で語りかけた。




確か学園には強力な結界がはってあるはず。




それなのに何で？確かに気になるなー。




『分かりました。その依頼受けましょう』





私は、学園長と同じようにニッコリと笑いながら答えた。




すると学園長からは『出来れば当主が来て欲しい』と言われた。




え、私！？え、え、えー！？どうしようと言う迷いは学園長の『強い人が沢山いますよ？』




と言う一言で打ち砕かれた。




『行きます！』




どれくらい強いんだろうー。





ここの組織の人は私より弱いから、修行にならない！言っちゃ悪いけど。だから嬉しい！




『では、明日制服を届けるので明後日から学園に来て下さい。それではお願いします』



そう言って学園長は帰った。