ケータイ小説 野いちご

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全ての記憶を《写真》に込めて

第一章
絶対服従命令


目が覚めると保健室だった。日の入り具合からして夕方だろう。
体をゆっくり起こす。この状況からするとボールが当たってそのまま倒れたってことだよね…。茉莉ちゃんは教えてくれたのにな…。なんで気づけなかったんだろう。

「あ、御国さん目が覚めたわね」
貴美先生が来て小声で話しかけられる。どうして小声なんですか、と聞き返すと指さされた。
「え、私?」
「の、下」
下を見ると、
「えっ!?」
「しー!」
バッと、自分の口を抑える。

そこにはうつ伏せで寝ている晴くん。

「他にも真宮くんと桜庭さんが来てくれたけど、家の用事で帰っちゃったみたいなのよ そして、残ってくれたのは和久井くんってこと」
「せ、説明ありがとう、ございます」
いや、説明されてもわからない。

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