ダンドリッジ・タチバナ。

名門ツェペリ家の吸血鬼の子息は、生まれながらにして難病に侵されていた。

『厨二病』

思春期の少年少女にありがちな自意識過剰やコンプレックスから発する一部の言動傾向を小児病とからめ揶揄したもの。

厨二病は、14歳前後で発症する事が多い思春期特有の思想・行動・価値観が過剰に発現した病態である。

多くは年齢を重ねる事で自然治癒するが、稀に慢性化・重篤化し、社会生活を営む上で障害となる事がある。

特異的な身体症状や臨床所見は見出されていない。