高1の6月。学校にも馴染んできて、体育祭も終わって楽しい時

を過ごす毎日。…のはずだった。これは私の過去の話。





〜中学校二年の頃~

中2の頃の私は荒れていて、髪を染め、ピアスを開けて、親にも

反抗しまくっていた。

そんな私に付いてきてくれるのは、幼馴染で親友の莉心くらいで。

いつも生徒指導ばかり受けていた私。お父さんもお母さんも、そんな私に呆れていた。

初めは、「そういう年頃だ。」と言い聞かせていたようだがもう我慢はできなかったようだ。

ある夜、私はお母さんに呼ばれ、リビングへ行った。

そこにはお父さんもいて、その時お父さんと会いたくもなくて、

「なんで居るんだよクソじじい!!!」
ってゆってしまった。

そしたら、いつもは優しく注意するだけのおかあさんが、急に私を叩きながら泣き出した。この時のことはよく覚えている。

泣き出したお母さんをなだめるように、お父さんは背中をさすった。

そして私を睨みつけ、

「ここに、座りなさい。」
と言った。さすがに私もゆうことを聞いて、席についた…この後が地獄だった。



「碧音。気を確かに聞いてほしいんだ。」



「は?何いってんの?」



「いいから…だま…って聞きな…さい。」



「分かったよ…」



「父さんたちな…碧音が大好きだ。一人しかいない娘で可愛くてしょうがなかった。そして甘やかしすぎた。」


私、母
「…。」



「あ、あのな…」



「ごめんね…碧音…ごめん…ね…」



「え?な、なに???」



「落ち着いて、聞いてくれ…」