毎日メールしたり、電話したり、だんだん自分が変わっていった。

少しずつ、前向きになった。

それと同時に、その人のことが好きになった。

私は、抑えきれなくなり、告白した。

「好きです。」

「大切に思ってるよ。」

好きとは言われなかった。

だけど、それだけでも充分だった。

遠距離だし、お互い独身だけど、両親を見ていかなければならない。

逢おうと思っても、私の持病と、好きな人の仕事の忙しさが邪魔をする。

将来はないかもしれない。

好きな人が言った。

「冬美さんや、俺に、身近に好きな人ができたら、終わりにしよう。」

悲しかった。