ケータイ小説 野いちご

【完】『幸福論』

●5●


しばらくして。

はるかの妊娠が分かると一徹は、

「これでうちもようやっと、まともな家族になれるんかなぁ」

とつぶやいた。

それまでの経過をそれとはなく聞いていたはるかにすれば、

「一徹は多分、誰かに愛されたくて頑張ってたのかなぁ」

と感じていたようで、はるかはそれが真実と確信すると、一徹に前以上に寄り添うようになった。




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