「ほら、帰るぞ夏華(ナツカ)。 今日は買い物して帰るんだろ?」 「わかってる! あともうちょっとで終わるんだって…」 「まーた授業中寝てたんだろ… いい加減学習しろって馬鹿だなー」 笑いながら頭を叩いてくるのは幼馴染の佑斗(ユウト)。 毎日迎えに来てくれるのは、 家が隣同士だからってこともある。 腐れ縁だし一緒に居るのが当たり前なのだ。