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必然と言う奇跡の出会い〜幕末の奇跡〜『弐』






母「貴方がタイムスリップした……あの、江戸時代にね」



空「……。」




あたしはポカーンと口が開く







母「あらあら、口が空いてるわよ空蒼」


空「な、なっ何でっ……あたしが江戸時代にタイムスリップしたって……」



言ってないよね?


あたし……






しかもそれを平然と言うお母さん……


何者ですか……。









母「まぁ……タイムスリップしたって言うより…………貴方が居るべき時代に戻ったって言った方がいいかしら」



空「っ……あたしの、居るべき時代?」



居るべき時代って……


夢で……その言葉


聞いたような……















母「少し……昔話をしようかしら」



空「……え?昔話?」






母「……幕末の江戸時代のある家にね、ある女の子が生まれたの……その子の名前は空蒼」


空「っ……」


あ、あたしと……同じ名前







母「その女の子にはお兄ちゃんも居てね、とても幸せな家庭だったの」


お兄ちゃん?


あたしに……お兄ちゃんなんて居ない






母「その家は確かに幸せな家庭だけど、ある特殊な家なのよ」


特殊?




母「その家の名字は、神城家……」


空「か、神城家!?」


神城家って……


あの……雅刀さんと隼刀くんの?





歳「……神城家。あの不思議な力を持つって言うあの神城家か?」



空「え……?…………副長、知ってるの?」



歳「あぁ……朔雷がこっちに来る前、一時噂になった事があんだ……壊れた物が直せるとか……記憶を操る事が出来るとか……」



空「っ!」


物を……直せる…………




母「そうよ。その神城家は代々不思議な力を持って生まれてくる家庭なのよ……」


空「……。」



不思議な力……






母「その中でも、たまに一人や二人……ある力を持って生まれてくる子がいるの」


ある力?






母「それはね……普通の人には見えない違う世界を見る事が出来る子」


空「そ、それって……」


もしかして……





母「えぇ……妖怪や霊の事よ」


妖怪や霊……


まぁ、それを見える人の一人や二人……居るよね……



















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