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必然と言う奇跡の出会い〜幕末の奇跡〜『弐』







スパァァァァん!!



新「そうっすよー!」


佐「新選組の副長が逃げてどうするんですかー」


平「いつもの土方さんじゃないですよ!」


総「頭……大丈夫ですか?」



敬「空蒼くんの事になったら、余裕が無くなるんですね」


一「……心慌意乱」



勇「素直になりなさい」







歳「おっ、お前ら……何で」


丞「俺が呼んだんです……副長がこうなるのを予想して」


歳「っ……」



こいつら……








勇「トシ」


そう俺の名前を呼んで、座っている俺の方に来る。






歳「勇さん……」


勇「自分の気持ちに素直になりなさい……家柄とか決まり事とかを抜きにして、トシは今どうしたいんだ?」



俺が……



今したい事……








俺は勇さんの方を見て言った。


歳「……そんなの決まってる、朔雷を迎えに行く」


勇「なら……行こう!何があろうと大丈夫だ!俺達の空蒼は必ず戻って来る!……そうだろう?トシ」


歳「あぁ……ったりめぇだ!」


勇さんのその言葉で目が覚めた俺は、立ち上がり幹部達に言った。








歳「ありがとう……」



皆「「「「「「「「っ……!!」」」」」」」」



俺はそう言いながら笑みを浮かべた。












勇「さぁ行こう!俺達の空蒼のところに!」


勇さんがそう大きな声で幹部に言った。



が……






歳「"俺達"じゃねぇ……"俺の"だ。」


勇「トシ笑」



そこは何がなんでも譲れねぇ。





総「なら悩む必要ないでしょう?」


歳「っ……お前、総司……」


怒ってたんじゃ?




総「……さっきの事はすみませんでした。八つ当たりしました土方さんに。」

歳「……。」

八つ当たり……。




総「まぁでも……もう吹っ切れました!……朔雷さんには後で謝っときます」


歳「……あぁ、そうしてくれ」


俺は少し笑顔になった。





総「でも……これ以上馬鹿な事で悩んでんなら、朔雷さん貰いますからね?」


歳「は!?」


総「そうされたくないのなら、馬鹿な事で悩んでないでさっさとお姫様を迎えに行きましょう!」


歳「っ……」



今分かった……


総司の気持ち……。







総司が何で怒ってたのかも……


歳「総司……お前」


総「もう良いんですよ!……俺の幸せは朔雷さんが幸せになる事ですから」


歳「……。」


総司……







総「ほーら!早く行きましょう!」


歳「あ、あぁ……」


ありがとな総司……









そんなこんなで、俺達はあいつが居るであろう神城家に向かった。







まぁだが、もう居ないと思うがな。


あいつの事だから……何回も言うけど。














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