本当に好きな人はいますか?
でもその恋は叶わなくてもいいから全力を注ぎますか?
「先生!」
私の恋人は先生です。

出会いは入学式。一目惚れで入学式の次の日に告白した。
「スキです!」
数学の黒沢・れん先生。
「・・・」
沈黙が何分か続いた。
「先生・・・・?」
「デ~トとかできなくてもいい?」
「はい・・・・・」
「じゃあ。よろしく」
付き合うことになった。
~翌日×数学の授業中~
「え~。xは・・・・・」
次の日!いまは数学の授業中。
「はい!」
納ちゃん。同じクラス。実は黒沢先生がスキみたい。
「納さん」
「Xは○です」
「はい。そうですね。じゃあ次を・・・・・りん」
「はい♪れん先生♪」
ザワ・・・・ザワ・・・。
「静かに!」
恋人。っていう事でしたの名前で呼び合うことにした。
「え~っと・・・・」
「ここ読むんだよ」
と、メモを渡された。お泊まりの約束♪

かれこれ一年が経とうとしていた・・・・。
「先生・・・・」
一年後の春。始業式の日に職員室へ行き、先生を呼び出した。
「どうした?」
「ちょっと・・・・」
先生と職員室を出て、ソファ~に座った。先生の手をそっと握った。
「おい・・・・そういう話があるんだったら・・・」
「いま話さなきゃ」
「わかった・・・・」
「私ね・・・妊娠したの・・・・。先生の子」
「え・・・・」

~教室~
「ねえ!ねえ!大変!佐藤さん、妊娠してるんだって!」
先生と話してるのを聞かれた。私の通う中学校は小さいからすぐ噂が広まる。誰もが知る噂になった。もちろん私は学校を休んで先生の家に泊まっていた。
「一回病院いこう」
「うん・・・・」
先生に後ろから抱き締められた。
「ごめんな・・・・」
~学校×一週間後×数学~
「フワア~」
今日はりんを家に置いて学校で授業をしていた。納さんが手をあげた。
「質問?」
「はい。先生と佐藤さんについて」
「・・・・・・」
「聞いたんです。りんさんが先生の子妊娠してるって」
まじか・・・・・。バレたのか・・・・。
「ノ~コメント」
「先生!」
りんの親友。長子・あい。
泣きそうな顔でこっちを見ていた。
「りんはっどこにいるんですか?」
「ノ~コメント」
隠しきれない・・・・。
キ~ンコ^ンカ~ンコ~ン。
チャイムが鳴った。
「授業を終わります」
教室を出た。
~その夜~
「おかえりさない」
「ただいま」
10時くらいになって先生が帰ってきた。
「ちょっといいか」
「うん・・・・」
イスに座って先生はネクタイを外した。
「なに?」
「結婚しよう」
「え・・・・。」
「俺は教師をやめて会社員になる。妊娠は・・・・。もう
下ろせれんだろ?じゃあ産むしかない」
嬉しかった。びっくりして涙が溢れてきた。私は・・・。
「はい・・・・・」
と、答えた。すると先生は指輪をはめてくれた。あと、手紙も渡された。
「なに?」
「長子さんからだ」
手紙を開いた。
[久しぶり。噂で妊娠してるって聞いたけど本当?私はそんな噂信じないけど。なにかあるんだったら一回話しない?
私はりんの味方だから]
涙が出た。先生に抱き締められた。
「ごめんな・・・・」
悲しくても先生がスキ。
~学校~
「長子さん。はい。りんから」
[あいちゃんへ!私は元気だよ!ちょっと体調不良で休んでるだけだから!妊娠は本当だよ。先生の子だよ。先生と結婚することになったよ。詳しいことは先生に!]
「今日。りんが居るところに連れてく。」

~その夜~
「りん!」
その夜。先生と一緒にあいちゃんが来た。
「あいちゃん・・・・」
抱き締められた。
「バカ!なにして・・・・」
りんのお腹辺りをみるとお腹は大きくなっていた。
「本当なの?」
「うん・・・」
先生の隣に座った・
「・・・・という事・・・」
全部話した。
「先生は教師をやめて。りんは・・・?」
「お母さんに全部話してどこか遠くにいく」
「遠く?」
「先生の実家」
「・・・・」
「もう帰ってくれ。これから産婦人科にいくんだ」
先生は嘘をついた。
「・・・」
プル・・・プル・・・・。
電話がなって先生が出た。
「もしもし。黒沢です」
<もしもし。○中学校ですけど、校長のれなです。お話ししたい事があります。至急学校までお越しください。佐藤も一緒に>
来た。先生たちにばれた。もう終わりだ。
「大丈夫」
車に乗った。
校長先生と教頭先生と担任の先生と副担任の先生とお母さんとお父さんと先生と私とで話し合いをした結果。先生は教師をやめるから、産んでも結婚してもいい!って言われた。

それから私たちは一人目を産んで20才になって三人の子と一緒にすんでます♪