『愛夢美チャン来たときと違ってすごく落ち着いた表情してるね!

最初はずっと泣きそうな顔してたから。

ヤローばかりで怖かった?』






「う、うん。実は私、男の子と話す事ってほとんどないから怖かったの。」








『今こうして目を逸らさないで俺と話せてるって事はもう怖くない?』





コクリと頷く。






「護君は怖くない。」







うん。怖くないよ。今だって気を遣ってくれてるのか教室の入り口は開けたままにしておいてくれてる。




きっと私が怖がらないように開けておいてくれてるんだよね?





怖くないと答えた私に満面の笑みを浮かべてくれる。




それがなんだか照れ臭くてずっと持ってたミルクティをゴクゴクと飲んだ。






『ねぇ。どうして俺を選んでくれたのか聞いてもいい?』








突然聞かれた言葉に飲んでたミルクティを噴き出しそうになった。