ケータイ小説 野いちご

もっと、俺のそばにおいで。

*第1章*
きみの価値観。



しばらく歩くと駅についた。


みんなの姿は、もうどこにも見えない。


きっと、盛り上がった勢いであたしのことなんて忘れてカラオケ屋さんに入っちゃったんだね。

……まぁ、いいか。


むしろ、あまり行きたくなかったから待っててもらわなくて助かった。



「こういうとこに、それっぽいもんあんの?」



青山くんが示したのは、駅ビル。



「……うん……多分……」



ここには可愛い雑貨屋さんがあるから、そこで探せば間違いないはず。


あたしと青山くんは、そのまま駅ビルの雑貨屋さんへ入った。


このお店は、小学生から高校生くらいの女の子の欲しいものが沢山揃っている。


杏ちゃんたちと帰りに遊ぶときは、必ずと言っていいほどここに寄るんだ。


広くて商品も充実しているし、放課後はいつも人でいっぱい。


今日もたくさんの女子高生で賑わっていた。



小学3年生だと、キャラクターとかはそろそろ卒業する時期で、キラキラした感じの小物を持ちたくなる頃かな……。


昔を思い出しながら、小学生が好きそうなコーナーを見て回る。



「これカワイイなぁ……」

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