私たちの教室は1年C組。校舎4階の1番奥の教室



「なんかすごく緊張してきた」



初めて会う子もいるんだなと考えると急に緊張し始めた



「大丈夫だろ。お前のそのアホさなら」



そう言って先に教室に入って行ったりょうま



いやいや全然励ましになってないんですけど！！



そう思いながらもりょうまの後を追って教室に入った私



もうグループができているところも多くどうしたらいいか分からなかったから自分の席に着いた



「りんかー！おっはよ〜！」



そう言って私の前に立ったのは



「ゆきーーー！！！」



私の大好きな親友のゆき。お父さんがアパレル会社の社長さんでお母さんがモデルのエリート家系



だから容姿は超が付くほどの美人。中身はサバサバしていてとても頼りになるお姉さんみたいな人



「その様子じゃ私がどこのクラスか見てなかったみたいね」



「ゔっ、完全に忘れていました」



「やっぱ馬鹿だ」




「りょうまには言われたくありませんー」




「相変わらずの仲良しさんね」




そう言ってゆきは私とりょうまを交互に見た



「別に仲良しじゃねぇし」



そう言ってりょうまはそっぽを向いてしまった



「まぁりんかそうゆう事だからよろしくね。あ、あと加藤も」




「うん！！」



「おう」