「なぁ、彗。螢は付き合うと思うか?」
「…なんで急に………?」
ゲームをしながら答える彗。だって絶対相思相愛だろ、あれ、と話す澄。

「…俺は、付き合って帰ってくる、と思う………。」
「まじか、じゃあ、俺は今後1週間の間で付き合うに一票。」
「…澄兄さん、人の恋であそぶのは………ダメだと、思う。」
「遊んでないぜ、これは応援だ。」
そして、10分は経った。

「なぁ、彗。螢の家行こうぜ。待ちきれない。」
付き合ったとしても、俺に教えてくれるかどうかわからないし待ち構えるのがいいだろ?と彗に言う。
「鍵、ないでしょ……?」
「これを見ろ。」
すると、螢は立って何かを引き出しから取り出した。
「…鍵。」
「前に合鍵を作ったんだ。」
「……サイテー。」
別にどうでもいいようにゲームをしながら答える。

「彗も来るだろ?」
「……………………行く。」
なんだかんだ言って彗も気になってんじゃん、と笑う螢。