ケータイ小説 野いちご

羽をくれた君へ。

第2章
心震えた瞬間

春は色んなことがありすぎて、私にとって大きく変われた時間になった。


でも、両親は相変わらず。


夏になっても、何も変わらない。


しいていえば、お母さんの態度が変わったこと。


もう、私に色々隠すのはやめたみたい。


堂々と自分の好きな男の話をされる。


そんなの聞かされても共感できないんですけど。


お父さんもお父さんで相変わらず。


3人の女の人とはとっかえひっかえ遊んでるみたい。


ある日の夜ご飯。


私はいつもより帰りが遅くなって急いで帰ってきた。


玄関を開けると真っ暗。


今日も誰もいないのかなーって思ったらリビングだけ明かりがついていた。


中をそっと見ると、お母さんとお父さんがテーブルに向かい合わせに座っている。


なんか、あったのかな。


私はバレないように廊下で話を聞く。


「私、分かってるわよ。あなたが不倫してること。」


「何を言ってるんだ。俺だって分かってる。」


「・・・・・春に、バレたのよ。雫に。不倫してること。」


お母さんがそう言うとお父さんが急に立ち上がった。


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