ケータイ小説 野いちご

羽をくれた君へ。

第3章
最後の笑顔

「魁音ーーーー!!行くよーーー!!」


「待ってって!!あーーもう、行ってきまーーす!!」


「やっと来たーー!!ほら、行くよ!!」


「リクのせいだわ!!っとにもーーー!!」


今日はやっとやっと魁音と出かける日!!


そのためにテスト勉強を頑張った。


プランは結局2人で考えた。


最後に魁音が行きたいところに行くんだけど、どこかは秘密って言われた。


「って、最初はプラネタリウムだっけ?」


「うん。たまにはいいでしょ?」


「まーな。」


今日は珍しく全身真っ黒じゃなくて、白のニットに黒と灰色のチェックのスキニーパンツ。


そして、大人っぽい黒のロングコート。


やっぱり黒は外せないんだね。


多分服でリクさんと揉めたんだろうなー。


私がじーっと魁音を見ているとそれに気づいた魁音が私に言った。


「今日の雫、なんか違うね。新鮮。」


私は恥ずかしくなって顔を覆った。


「あ、りがと/////」


「ふはっ!顔赤いーー。」


からかってくる魁音の背中を照れ隠しでポンッと叩く。


私はいつもかっこいい感じのストリート系の服を着るけど、今日は珍しく女の子っぽくしてみた。


赤のニットに白のスカート。


ブーツは去年お母さんにもらったもの。


もう少しで私の誕生日が来る。


魁音に出会った時からもうすぐ1年がたつんだなー。


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