｢みんなばいばーい！｣

｢あ、音羽またねー！！｣



いつもと変わらない学校生活が終わり
友達、クラスメイトにあいさつをして家に帰る。


決してつまらないって訳じゃないよ？？


ちゃんと充実してると思うんだ。


ただ特別変わったことがないだけで。


そんなこんなでもう少しで家に着くわけだけど…


帰り道、いつもは穏やかでたまに癒しを求めて行く森が異様なオーラを放ち


こちらへおいで…


と言われてるような感覚に陥る…



｢何あれ…｣



いつもと違う森に不気味に思いながらも
興味が湧いてしまう性格で
入口に近づいて入ってみる。


この森ってこんなじゃなかったよね…
もっとこう、、涼しくて木や葉っぱの間から木漏れ日がスゥっと入って明るい様な…


でも今見ている景色はまだ4時だというのに
森の中は暗くなっていて、鳥のさえずりさえも聞こえない。


すると奥の方から光が見えたのである。



｢もうやめようかな…何かあっても嫌だもんね…｣



と言いつつも気になってしまうその光に足を進める。