→京平side☆


「京平ー、あれ幼なじみだよね?
ほっといていいのー?」



現在彼女である麻里という
女が言ってくる。



「いいんだよ、もう幼なじみじゃねーし。」



自分で言ってて辛い。


忘れられるわけねーのに、適当に彼女を作って苺花を忘れようとしている。


ほんと、バカだよな。


離れればあいつのこと嫌いになれる
って思ってたけど、好きって想いが募っていくばかり。


情けねーな。


「あたし前から京平のこといいなーって思ってたんだよねー。」


麻里がわざとらしく腕を絡めてきた。
香水の匂いがプンプンする。