鈴峰Side




「よし、倉庫行こっ!蜜月!」




あたしは奈胡に言われたのなんて




完全に記憶から抹消されて




呑気に蜜月を誘う。




「もちろん行くけど、てか毎日行ってるけどそんな大きな声で言うな」




さっそく蜜月さんからのお説教ですか…




そうだった!まだココ学校じゃん!




「ま!いーから、いーから」




「もしもーし?神楽?」




《なんでしょう?既に、下におりますが…》




「あ、もういるの?おけ!今いく!」




「蜜月!Let's go!」




電話すると既に神楽は車で来てくれていた。




さっすが!神楽だよね!仕事がはっやーい!




あたしは軽く蜜月をおいてダッシュ!




倉庫楽しいんだよね!




「どうぞ、倉庫でよろしいですか?」




神楽は感情のない声でそう言う。




うそだよ、めっちゃニコニコ笑




声色的には感情なさ気なんだけど




実は表情豊かなんだよ神楽さんは




「そう!ありがとう!」




蜜月も乗り込むとまた猛スピードで倉庫に向かう。