君との出会いは中学1年の時。5月にある体育祭の旗造りで話したのがきっかけ。
~1年前~
「あ、如月じゃん旗当番なんだ。」
「うん。そうだよ~」
この人名前なんだっけ…あ!鈴木翔太だ!まともに話したことないから分からなかった。
「如月って絵上手いの?」
「上手くないよw鈴木さんは?」
「鈴木でいいよ。俺はめっちゃ上手いから」
うわ、もしかしてナルシ…?自分で上手いとか言ってるよ…
「わかった、鈴木ね~よろしくね!」
「おう。てか本当に下手くそだなw」
うわ、うっざ!何なの鈴木!ま、下手くそなのはそうだけどなんかムカつく!
「じゃあ鈴木描いてみなよ!」
私は、はい!と筆を渡して描くようにいってる。だが、鈴木は、描くかよといって返してきた。そんなやり取りが続く中、先生が来て、早く帰れと叱られ渋々帰ることに。
次の日になり学校に行くと
「あ、如月きたきた。お前これ忘れただろ?」
「そうそう!ペン探してたの!」
「やっぱりな。ほら」
「ありがと…って早く渡してよ。」
鈴木は、ペンを上にあげたり下に下げたりしてなかなか渡してくれない…!私は必死に食らいつくが届かない。
「誰が返すって言った?」
く、こいつドSだな…
「か、返してよ…!」
当然返してくれないんだよね…このドSが…!
「先生来るから席つけ。如月、後で返すから」
鈴木はニヤニヤしながら言っていたものの私は仕方なく席についた。私は鈴木はなんでからかってくるんだよ。っと思いながら過ごしていた。
この日から私は学校が楽しみで仕方がなかった。