そして夜……。
私が人間に戻る日だ。




なのに!!月が見えてませーーーん!!!
雲がかかってて見えないの!!!
まぁもうすぐ顔を出しそうだけどね。




庭で雲が晴れるのを待つしかないか……。




あ、でも仮に人間に戻ったとしますー、皆は私がシロだって気付いてくれるだろうか。




私が皆の立場だったら絶対信じない。だって急に“私シロです”なんて見知らぬ女に言われても“誰だっ!!!”ってなるよね…。




やっぱり皆の前で戻った方が良いよね。




そんなあんなで試行錯誤していると夕餉を食べ終えた沖田さんがやって来た。