.*✿嘉留斗side.*✿





こっちの事情があって、いつもは夜なんだけど昼間に登場した。




俺は舞奈を猫姿に変え、幕末へ飛ばした。猫ならまぁまぁ安全だろうからね。んまぁ、効果はもうちょいで切れるだろうけど。変身術苦手なんだよなぁボソッ





俺も飛んだ。なんか時空が微妙に歪んだらしく、舞奈が着いた、何時間後かに俺は着いた。





一晩中歩き回っていると“新選組屯所”と書かれた屋敷の、屋根の上を歩く白い猫がいた。





あれだ。





俺は女を探しているふりをして中へ入った。勿論そんなの嘘だ。探してるのはあの白猫。





話が終わり、部屋から出ると猫は、舞奈は居たんだ。猫の顔でも分かる程、びっくりした顔でね。





今舞奈は俺が猫の姿に変え、ここへ飛ばしたと気付いているだろう。だから俺はそれをひるがえすよう、芝居をした。
そしたらあっさり信じて考察を変えたようだ。





その時、嘉留斗が悲しい顔をしていた事は彼自身も知らない。





何故彼がここまで舞奈を追うのか、それを知るのはまだ先の話。





.*✿嘉留斗sideEND.*✿