ケータイ小説 野いちご

初恋のキミは最愛ヒーロー

Act.5
この答え、分かる?


「なんか、やけに人が多くね?」


「この週末はイベントやってるみたいだから、いつも以上に混んでるんだと思うよ」


「………ウザい」


「まあまあ、壱夜!せっかく来たんだから、もっと広い心で明るく楽しく弾けようぜ?」


「その桃舞のテンションが更にウザい」


電車に揺られること約1時間。


遊園地に到着した私たち。


壱夜くんと桃舞くんの和やかなやり取りを聞きながら、園内へ入った。


確か、イベント限定のパレードとか、グッズ販売とかもあるんだよね。


オープンしてまだ10分も経っていないのに、本当…たくさんの人で賑わってるなぁ…。


「莉彩ちゃん、どのアトラクションに行きたい?」


心を躍らせながら、あちこちに視線を動かしていると、桃舞くんが遊園地のパンフレットを差し出した。


「えっ、私!?」


「俺は、どこでもいいから。壱夜もそうだろ?」


「ああ」


「玲音くんは?」


「俺も、碧瀬が行きたいところでいいよ」


うーん、それなら…


お言葉に甘えようかな。



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