病院……?


白い天井に白い布団


そして、腕に沢山の点滴


口には酸素マスクが……


また、入院生活に戻るんだ……


ガラガラっ


いきなり、ドアが開いた


夏樹先生だった…


「な、つき、先、生…ハァハァ」


「ひな?……」
小さかった声だったが夏樹先生に届いて
夏樹先生が私のところに来てくれた


「ひな!良かった…意識戻ったんだな…フゥー」
胸に手を当ててフゥーと息をつく


「私……ハァハァ…また皆にヒック…迷惑…ハァハァかけハァハァちゃったヒック…」
ひなの目に涙が溢れこぼれ落ちていく


「誰もそんな事思ってないよ~だから、泣かないで…」
涙を拭いてくれる夏樹先生


「だって…ヒック…ハァハァ……ゲホッゲホッハァハァ……」


「大丈夫だよ~ゆっくり深呼吸しようなー」


夏樹は、ナースコールで点滴を持って来るように言う


数分後に、看護師さんが…点滴を持って来てくれた


「ひな、少し眠ろうか…」


腕を消毒してから、持ってきて貰った、
点滴を腕に指した


「ヒック…ハァハァ…ヒック…うん…」


数分後には、寝息をたてて寝てしまった


次に目を覚ましたのは、夜中だった


体が熱く、頭がガンガンしていた


「ゲホッゲホッゲホッ…ハァハァゲホッゲホッゲホッ」


どうして…私の体ってこう…弱いの?


どうして…?


ガラガラとドアが開いた


「ひなちゃん大丈夫?」


カーテンを開けて、蛍光灯を付けてくれた人物それは…
梨奈さんだった


橋本 梨奈((はしもと りな))さん。
昔からの担当看護師さん。
看護師さんの中で1番仲良し♪