雪菜side


ご飯を食べ終わったあと、私はすぐさま部屋に戻った。


今日もいつもと同じように隆之はご飯を完食してくれた。


毎日美味しそうに食べてくれるからすっごく嬉しい!


……じゃなくて…


ベットの上で体育座りをする。


『……悪いかよ…』


顔を赤く染め、そう言った隆之を思い出す。


本当に冗談で言ったつもりだったのに…


…ていうか何で隆之はヤキモチ妬いてんの!!


全然私には興味無いよね!?


あ、じゃあまさかの真人くんが好きなのかなぁ?


今は男同士の恋愛も全然OKだし…


ダメだ…それは無理ある……


だいたいそれなら私を連れ出さないで真人くん連れ出すでしょ!!


もう、さっきから隆之の顔が頭から離れない…


本当になんなの……?


私って真人くんのこと好きなんだよね?


今日告白されたんだよね…?


なのに──なんでこんなに冷静なの?