「ナオ……。」 するとそんなアタシの頬を撫でて言った…。 「ったく…お前何やってんだよ……。」 「え……?」 平井に殴られて赤く腫れた頬にナオの優しくて大きな手が触れるたび、 何だか痛みが吸い取られていくみたいだ…。 「ったく…何であの時、オレの間に入ったんだよ……!」 「え……?」