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 部屋に戻ってきたあたしたち。
 ずっと無言。
 なんか、よくわからないけれど。



 部屋に入れてくれたのはよかった。
 お風呂にも入れたし。
 お茶も用意してくれて。



 優しい。
 だから、怖いんですけど。



 でも、なんであんな汗だくで定食屋にいたの?



 今は澄ました顔してるけど、あの時は……なんか、焦ってた。




「ねえ」




 話しかけても無言。やっぱり怒ってる。




「瑠佳さん?」


「…………」


「もしかして、だけど。あたしのこと、捜しに来てくれた?」




 一瞬、目が合った気がするけど。すぐにテレビに集中する。
 なんか、嫌な感じ。