ケータイ小説 野いちご

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【短】あなたの鍵が見つからなくて

ご対面です




 ***



 誰でも1度は憧れると思う。
 1人暮らし、新しい生活。



 何もかもリセットして、1から始めたくなることってあるよね。



 あたしだけじゃないはず。




「これが鍵か……」




 駅前にあるコンビニのカフェスペースで、カフェラテを飲みながら午後1時を待つ。



 こちらの準備が整い次第、という話を管理人さんにされて、早めに着いたあたしはただ待つ。



 あと15分となった所で席を立った。



 高校生のあたしは1人暮らしを夢見たけれど、現実はルームシェア。
 お父さんが勝手に決めて、会社の上司の娘さんと一緒に暮らすことになるみたい。



 本当に勝手過ぎる。娘に相談なく決めるなんて。


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