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幼馴染のお兄ちゃん、私は彼の許嫁

第1章 幼馴染のお兄ちゃん
2節 志藤真一(しどうしんいち)


そもそも、志藤真一(しどうしんいち)さんとは何者なのか。

平たく言えば、金持ちの御曹司。

実家は、ホテル経営。

「HOTEL SHIDO」と言えば誰でも看板くらいは見たことあると思う高級ホテル。

そうでなくても、テレビCMもよく流れているから、目にする機会は少なくないと思う。

その系列ホテルは、日本全国にある。

真一さんは、そんな「HOTEL SHIDO」とその系列ホテルを運営する株式会社SHIDOの社長子息。

私がお嬢様と呼ばれる立場なら、真一さんはお坊ちゃま。

そんな私達は、物心つくころには既に交流していた。

家も近所だったこともあって、家族ぐるみの付き合いがあった。

私よりも3つ年上の真一さんは、いつも優しくてよく私と遊んでくれた。

男の子なのに、私に合わせておままごとにもお人形遊びにも付き合ってくれて、私はお兄ちゃんとしての真一さんを慕っていた。

初めて幼稚園に行った日、パパとママが私を置いて帰ろうとするから「おいて行かないで」って泣いた私に「僕がいるよ」って宥めてくれた。

もう小学校に入学していて、幼稚園には来る予定なんてないはずなのに、わざわざ隣の小学校の校舎から来てくれた。

そのあと、よく覚えてはいないけど真一さんに説得されて1日幼稚園で過ごした。

そしてその日の帰り、真一さんが迎えに来てくれて、頭を撫でて褒めてくれたことは今でもよく覚えてる。


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