ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

幼馴染のお兄ちゃん、私は彼の許嫁

第1章 幼馴染のお兄ちゃん
4節 風見颯太朗(かざみそうたろう)


「凜子、今日この後時間ある?」

京子さんに言われた。

今日は、午前のみのオリエンテーション。

それが、今ちょうど終わったところ。

午後からの予定は特になく、あるとすれば2年次で今後使う教科書の購入くらい。

「教科書買ったあとは特に」

「じゃあ、一緒にチェリーブロッサムでお昼食べよう」

「うん、いいよ。春休み前に行ったのが最後だから結構久し振り」

「チェリーブロッサム」は、桜月学園に通う生徒なら誰もが知っている、カフェレストラン。

昼間は中高生もよく出入りしているけど、夜になると2階部分がバーになって、大人な雰囲気を楽しめる、大学生から大人向けのお店に変わる。

もちろん1階部分は普通にレストランだから子供連れのお客さんとかもいるけど、ほとんど大学生のお客さんが多いって聞いた気がする。

「あれ? 京子ちゃんに凜子ちゃん! 2人もここでランチ?」

久し振りに来たチェリーブロッサムは、大学生で混み合っていた。

みんな、考えることは同じみたい。

お店に入ってすぐ声をかけて来た、風見颯太朗(かざみそうたろう)さん。

同じ学部の男の子。

「どう? よかったら一緒に」

そういう風見さんの隣には、もう1人男の子がいる。

高橋勝(たかはしまさる)さん。

風見さんと高橋さんは、2人一緒なのをよく見る。


< 11/ 16 >