「えっと、文化祭について決めてきます!」

委員になった桜が教卓に手をついて話す。


もう、文化祭か…

そんなことを考えながら頬杖をついて窓の外を見つめていた。

「れるー!」

「…え、何?」


桜に呼ばれ前を向くと頬を膨らませた桜がいた。


「あ、ごめん」

「もぉ、話ちゃんと聞いてよぉ〜」

やっぱり桜はかわいい。

華やかで、綺麗で、可憐で。

あおが桜を好きになるのは、しょうがない事なのに。