ケータイ小説 野いちご

雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~

雲の隙間から
4滴目



「よし……」

長い黒髪をコテで緩くまいて薄くメイクをする。

服装もおかしくないかお兄ちゃんと鏡に相談して律が来るまでソワソワしていた。


今日の服は白と淡いピンクのニットに白いフレアスカート、黒のタイツを履いてベージュのダッフルコートだ。



お兄ちゃんは生足がいいって言ってたけど
さすがに寒すぎて無理だ。

最後にお兄ちゃんにメイクや髪を見てもらう。


「お兄ちゃん」

「何」

わわ!
かっこいい!!


「お兄ちゃん…かっこよすぎだよ」

「あぁ、そぅ」

適当に流すお兄ちゃんは
黒の細身のパンツ、ワインレッドのセーターのしたにカッターシャツを着ていて何かもうかっこいい。


「雨も可愛いと思うけど」

わ、お兄ちゃんから褒められた。

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