ケータイ小説 野いちご

雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~

雲の隙間から
2滴目



「……雨、一緒に帰んねぇ?」


私も帰る準備をしていると上から降ってきたぶっきらぼうな声。

見ると、律が顔を赤くして気恥ずかしそうに立っていた。



「え?…あ、うん」

律はいつも友達と帰るし、一緒に帰るとしてもしばらく待っとかないといけないし、少し不満だったんだけど……。


私は何か嬉しくなって律に笑顔を向けると
律は少し驚いたような顔をしてそれから嬉しそうに笑った。




「うんっ、帰ろ!」


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