→菜々side♪

「なーな♪昨日のデート楽しかったねぇ。」


次の日、教室に到着するなり
ニコニコした顔で近寄ってくるきよちゃん。


「う、うん。そうだね……」


多分あたしの顔はひきつり気味だ。


「何?どうしたのぉ?」


「なんでもないよ!」


やっぱりきよちゃんには全てバレてしまっていて、あたしは教室を飛び出そうとした。


「逃がさないよ?」

捕まったぁぁぁ……


あたしの腕はきよちゃんに捕まえられてしまって身動きが取れない。