ケータイ小説 野いちご

【短編】生け贄と愛

紅薔薇の涙




──神、と呼ばれる者には計画があった。


否、理想があった。


食物連鎖の頂点に立つ人間の奢りを消し去り、彼らが喰われる恐怖を知ること。   


その世界の神は、全知全能ではあったが無垢であった。
 

ときに、無垢な心は残酷である。




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