1泊2日の東京観光を満喫したマユは、両手に東京土産を抱えて、大阪へ帰って行った。


お盆も明けた、そんなある日…。



〜♪〜♪〜♪〜♪


夕飯の用意をしようとしていた、あたしの携帯が鳴った。


画面には、大和くんの名前。


『もしもし?』


あたしはエプロンを結びながら、電話に出た。


『環奈?もう、メシ食った?』

『ううん、これから作るところ』