「あ……そうだ、今日繁華街行くんだった。」



しかも陸たち学校に来るんだったよね。


はぁ………



学校を出ようとしたところで繁華街に行くのを思いだし、そこに止まる。



どうしよっかなぁ。今、三時間目なんだよねぇ。



あ、そうだ!一回家に帰って、で、また戻ってくればいいんだ!



お風呂入れるし。



お母さんたちもいないよね……?


……居ないことを願おう。



「………取りあえず帰りますか。」



一人、ボソッと呟いて、学校を出る。



家に着いた頃には四時間目が始まるちょっと前だった。



「はぁー、気持ち悪い……。」



濡れたからだにシャツが張り付く。



まずお風呂に行き、早だきのボタンを押す。そうすると、勝手にお風呂が作られる。