あれから学先輩と話す機会は訪れず。









まぁ、あの修羅場じゃぁ、話なんてできないよね。







先程まで繰り広げられていたのは魔法使いたちの魔法による言わばクリスマスプレゼント交換戦争。





望みのクリスマスプレゼントをゲットするために生徒たちが手段は選ばず、魔法まで屈して投げられたプレゼントを奪い合うという……何ともバイオレンスな現場だった。







もちろん学先輩も翼先輩も例外ではなく欲しいクリスマスプレゼントのために必死な訳で。






私は魔法なんて使いたくても使えないからお零れをいただくことしかできなかったけど。







………でも誰だよ。



超高級桂入れた奴。






毛並みも艶も最高だけど要らんわっ!!こんなもの!!




何で学園もこれを審査通しちゃうかな!!?






ハゲ限定じゃねーか!!喜ぶの!!





基準とは一体!!?