今日はあの問題のあるお嬢様がいる山本商事との予定が入った。
こちらのスケジュールに空きが出来た所をスケジュール共有アプリで確認をとった現地に残ってる副社長や秘書が話し合って空きにこのアポを入れた。


ハッキリ言っていたのにどうやら取引しないと言った旨は伝わってないようだ。

この際担当者にもこの間のことを伝えて取引しない事を伝えよう。
ショッピングモールを運営してるのは山本商事だけではないし、ましてそこ以外と既に取引の契約を結んだばかり。

山本商事は完璧に私の機嫌を損ねてチャンスを不意にしたのだ。

担当者2名と聞いていたのにそこにはどうやら学習していない困ったお嬢さんの彼女が来ていた。

担当者も明らかに予定になかったお嬢様に困惑していたし、俺の空気が悪くなったのが分かりひたすら頭を下げていた。


こんなアホな経営者一族が居るせいで一つの取引が白紙になりどうにもならなくなるのだがら、せっかく詰めてきてたのに残念だ



そう思いつつ冷めた視線を向けたあと担当者に先導されてイタリアンカフェに行くと。

つい店内とお店の外観を見て綾乃が好きそうだとつい顔が綻んでしまった。

まかさその表情と腕にまとわりついてた山本さんという状況を彼女が見て勘違いされるとは思いもよらなかったのだった。