翌日――――

僕は昇降口で偶然、真藤に会った。
改めて観察すると本当に現当主にそっくりだ。

160前後の身長に華奢な体格
猫のような瞳にアヒルのような口元
天パは母親譲りなのでしょう。
全体的に可愛いと言う言葉が似合います。

「ん?どうかしたか。」
僕が見つめていたのが気になったのか首をかしげてこちらを見ます。

「いえ、別に何も」

とりあえず自分の容姿に自覚なしっと

そんな真藤と共に教室に入った。

すると昨日は居なかった生徒が八人
なんとなく真藤の顔が青ざめているのをみるに彼らが誰か予想がつきます。

「真藤、彼らは?」

僕が一応、小声で尋ねると

「....鳳凰と舞竜の幹部連中」

どうやら総長はどちらもいないようですね。
少し考え込んでいると目付きの悪い金髪に絡まれました。

「おい!てめぇが自分が紅だとホラを吹いた転校生か!?」