俺は帰りながら昔の事を思い出していた。 両親は、俺が高校に上がってすぐに 事故で亡くなった。 高1の俺と小6の妹 そして多額の貯金を残して…。 両親を亡くした俺を ある1人の少女が励ましくれた。 雨音 未散(あまおと みちる) と彼女はそう言った。 未散は病気で中々学校に行けないことを 俺に話してくれた。 凄く明るくて俺は未散の事が 好きになっていった。