……
…
目の前には……
「どーゆうことかしら?」
すごい顔して私に迫ってくる香。
「し、仕事中だから詳しい話しとかは後にしない?」
「それで逃げられるとでも思ってんの?皐……どーゆう事っ?!」
怖すぎる……
そりゃあ問い詰められて当然だ。
優也くんでもない男の子と2人で花火大会に来ていたのだから。
……あ、
「香こそ、洸くんと来てたじゃん。香こそどうゆう事よ」
「あたしと洸くんよりあんたでしょうよ。……あたしは別にただ洸くんが好きだから誘って一緒に行っただけ」
「結構、本気だったんだ」
「…まぁ、でも洸くんはあたしの事友達としか見えてないと思うけどね。
…って、皐にまんまと話しを反らされたんですけど!」