夏音side

夏の終わり―。
残暑が厳しい中、いつもの様に起床し朝御飯を食べ、慌ただしく準備をしてから職場に向かう私。

前と変わらない、当たり前の日常だけど毎日が楽しくて胸が踊る思い♪
カフェでの仕事は私にとって天職で、居心地が良い居場所になった。

前からそう思ってたけど今はもっと深い理由がある。

それは、大好きな彼氏が傍に居るから―♪

年下の彼氏とは付き合い始めて二週間が経つ。
彼の為に何か美味しい料理を作ってあげたくて、暇さえあればレシピ本を引っ張り出してあれこれ献立を考える毎日。

最近は彼のおかげもあってなのか、楽しい事しか浮かんでこない。